2021年3月18日（木）、『ほんものにっぽんにのへ』では、京都の住民がガイドする民間団体「まいまい京都」代表の以倉敬之氏と中継を繋ぎ、観光に携わる市内事業者のみなさんにむけてオンライン講演会を実施いたしました。会場となった二戸市シビックセンターへのご来場、そして、オンラインでのご視聴を含め、多くの方にご参加いただきました。

「まいまい京都」とは、京都の住民がガイドする京都のミニツアーです。総勢100名のバラエティに富んだ市民がガイドとなり、市内を「まいまい」（京言葉で「うろうろ」の意）する仕組みをもとに、2011年の開始から約７年で約2500のツアーを開催し、７年間の述べ参加人数は4000人以上の参加を実現。ツアーガイドは、専属ではなく本職を別にする市民ばかり。にも関わらずなぜ人が集まるのか、これだけのファンやリピーターが多いのか、を皮切りに今までの取り組み事例についてお話を伺いました。また自治体や補助金などを受けず、自走する市民型観光における立ち上げ時の課題や解決策、コンテンツメーカーとなる人（＝ガイド）の選抜など、ユニークなツアーのクオリティーを担保し、運営し続けるためのポイントもお話しいただきました。

当日ご参加いただいた、観光協会のみなさまをはじめ二戸を牽引する地元企業の代表の方々には二戸における問題点を以倉さんに投げかけ、それに対するアドバイスやご意見などをやり取りする場面も。地域ごとに特有の課題は残りますが、「まいまい京都」の成功事例を参考に活かすべきポイントを掴み、将来の二戸の観光に活かすべく学びを深めました。