お知らせ
【オンライン勉強会実施情報】在日外国人向けバーチャルツアーを開催いたしました
2021.01.18
2021年1月17日(日)、『ほんものにっぽんにのへ』では、オンラインツアー「日本在住外国人と巡る二戸、 日本酒の味わい方を学ぶ酒蔵バーチャルツアー」を開催いたしました。
日本在住外国人を参加者ターゲットとしたこの企画は、ウィズコロナ時代においても二戸の土地の魅力を体感し、次なる旅行先としての認知獲得を目的にした持続可能な広報発信の取り組みです。
ターゲットとなる日本在住外国人は日本文化への興味関心の高さから、二戸が有する「宝」との親和性が高く、実際に二戸の旅を選択してくれる可能性が高いグループです。
ツアーのテーマは「日本酒」。
二戸のテロワールの恩恵をうける地酒「南部美人」の酒蔵を、営業課長の平野雅章さんにご案内いただきました。
コーディネーターは、前回のオンライン勉強会「全国通訳案内士に伝える二戸の魅力とテロワールの旅」にもご登場いただいた全国通訳案内士の白石実果さん。専門知識に裏付けされた、わかりやすいガイディングが支持され、欧米圏からの訪日を中心に多くのVIPを迎えています。
さらに、集客と実際の旅の受付については、世界各国からの訪日団体観光を展開されるKEN株式会社にご協力いただきました。
当日はオンラインコミュニケーションツール「zoom」にて、南部美人の酒蔵とゲストを中継。平野さんと白石さんの進行のもと、ライブ配信にて南部美人の酒蔵を見学しました。全国的に見ても、実際に酒蔵内に入場しての見学機会は少ないため、臨場感溢れる現場風景やリアルな作業工程を見ることができ、驚きと喜びの声が挙がりました。そして、「南部美人」が育まれる二戸の風土の特徴、原料となる酒米や伏流水へのこだわりなど、二戸のテロワールに触れる充実した学びの機会になりました。
また要所ごとに、白石さんの解説によるレクチャーを展開。日本酒の名称から知る分類や味わいの表現、注文方法など、ゲストのみなさんは、居酒屋や会食などの実践の場で活かせる知識を獲得。酒蔵案内の後は、隣接する、南部美人の蔵を改修して新設されたSAKE STANDに移って、平野さんによる南部美人のおすすめラベルの紹介や、熱燗をはじめとする自宅での飲み方レクチャーやペアリングなどを展開。ゲストからは、日本酒の飲み頃や仕込みの時期や期間、名酒をつくる酒蔵が独自で所有する水があるのかなど、幅広い興味から数多くの質問が寄せられ、当初の予定から30分ほど質疑応答の時間を追加し、計2時間の盛況を見せて会は幕を閉じました。
終了後のアンケートでは「二戸への訪問意欲」「次回のバーチャルツアーへの参加意欲」ともに高い評価をいただき、中には「コロナ後、必ず二戸を訪れたい」というメッセージも。外国人にとって、まだまだ敷居が高く感じられている日本酒。しかし、その少しの興味をきっかけに扉を開けば、その文化の歴史、生産する土地のことへとめくるめく旅へと広がっていくのも日本酒ならではの面白さ。ここで出会ったみなさんを、二戸にてお迎えできる日を楽しみにしています。