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ほんものに出会う旅 6

ROUTE & SPOT

産直を巡る

産直を巡る
この土地ならではの旬の食材と出会う。

ここでしか味わえないもの

二戸には、地産地消の野菜や果物に出会える直売所が点在している。一つひとつに個性があり、行きつけの店へ毎日通う人もいれば、「この時期は必ずここへ」と季節ごとに産直を使い分けているこだわり屋さんも少なくはない。

二戸駅から近い順に、石切所エリアの「ふれあい二戸」、金田一エリアの「産直 もぎたて市」がある。特に「ふれあい二戸」は、日常の食材が朝採れの新鮮さで揃う“市民の台所”。二戸ブランドの果物から野菜、三大ミート、味噌、漬物、雑穀まで所狭しと並ぶ光景は土地の豊かさを感じさせ、お土産店とはまた違う等身大の地元文化体験としての楽しみがある。

漆文化を旅しようと浄法寺町に向かえば、その道中にも、ほんものの食材と出会える場所がいくつもある。「産直ショップあっぴ川」では採れたての山菜やきのこを、「キッチンガーデン」では地元農家のお母さんたちがつくる新鮮な野菜や、昔から食べられてきた「きゃばもち」や「豆もち」などの郷土菓子と出会える。

さらに南西に進むと、八幡平市と二戸市の境目に「浄南ママ直」がある。7つの農家が運営するこの産直は、その季節にしかお目にかかることのできない山の幸の宝庫のような場所。秋は栄養を蓄えて育った立派なきのこが山のように積まれている光景に驚く。

二戸の産直をぐるりと巡れば、そこに通う地域の人の姿に出会い、季節のめぐりに沿った食の喜びを大切にする生き方に感化される。

写真:tarakusa

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ほんものに出会う旅 #6「産直を巡る」でご紹介したスポットリスト

地元農家のお母さんたちが「自分たちが育てた農産物を直接消費者へ提供したい」「地元の食文化を発信していきたい」と1996年にスタート。店内には丹精込めて育てあげた瑞々しい野菜のほか、地域で昔から食べられてきた郷土菓子「きゃばもち」や漬物、浄法寺産の落花生などここでしか買えないものも並ぶ。年4回の定期便「ふるさと宅配」を始めとする地方発送も対応。
住所:岩手県二戸市浄法寺町海上前田6-13
電話番号:0195-38-4936

八幡平市と二戸市の境目に位置し、周辺の農家7家族で運営する産直。その季節にしかお目にかかることのできない旬を求めて、八戸や秋田、盛岡など遠方から訪れるファンも多い。春は山菜と野菜苗、夏は切り花、秋はまいたけ、なめこ、冬は根菜や漬物など、季節ごとに違う顔ぶれが店頭に並ぶ。また、お母さんたちが冬場に炭窯でつくった炭を使って週末に焼く「串もち」も人気(冬季のみ販売)。
住所:岩手県二戸市浄法寺町下藤101-1
電話番号:0195-38-4454

主に金田一近郊で収穫された野菜や果物、米、味噌などの加工食品などが並ぶ小さな産直。10月になると、海上(かいしょう)地区で手塩にかけて育てられた瑞々しい新生姜を求めて訪れる人も多い。りんごの収穫の時期になると、9月の『さんさ』に始まり、さまざまな種類のりんごと出会える。搾りたてのリンゴジュースも人気。
住所:岩手県二戸市金田一八ツ長275
電話番号:0195-27-2431

日常の食材が朝採れの新鮮さで揃う「市民の台所」。ホワイトアスパラガスやさくらんぼを始めとする二戸ならではのブランド、二戸三大ミート「いわて短角和牛」「ブランド豚」「ブランド鶏」、地元のお母さん手づくりの豆腐や味噌、餅、郷土菓子、二戸の外から来た人にとってはちょっと珍しい雑穀もずらり。
住所:岩手県二戸市石切所字荷渡22-28
電話番号:0195-23-0288

春は地元の山で採れた山菜が、秋はハタケシメジやコウタケ、マツタケなど豊富な種類のきのこが並ぶ。そのシーズンを見逃しても、瓶詰めの山菜や塩漬けのきのこが手に入るのが旅人には嬉しいポイント。店頭には日替わりで煮物などの惣菜も。
住所:岩手県二戸市似鳥字前田110
電話番号:0195-26-2427